純粋なもの
- 2011年 5月 23日
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いつも通り、仕事の休憩中にライブの練習をしに近所のカラオケボックスに行く。
思いきりギターを弾いて歌える場所ってなかなかないからね。スタジオも近くにはないし。
俺は歌もギターも上手くないから、練習がたくさん必要だ。
元々、歌が上手くて歌の道を選んだ訳じゃないからね。
俺が転校とかした後、淋しかった時にそばにあったのが音楽で、ただそれにすごく救われたから、それを繋げて行きたくて、音楽の道を選択した。
その気持ちだけで進んで来て、気付けばこんなに続けて来た事って俺の人生になかったなぁって気付いた。
支えて来てくれたみんなに本当に感謝だな。
今日は、練習に少しだけ疲れて、息抜きにカラオケを入れて歌ってみた。
普段は、カラオケボックスに来ても、ギター弾いて自分の曲を歌ってるだけで、人の曲を歌ったりしない。
Bank Bandの「奏逢〜Bank Bandのテーマ〜」って曲を歌った。
歌詞の中に、
「これで『完璧』って言える音。
それをいつも探しているけれど
本当を言うと 君の心揺さぶる、
そんな音を奏でてみたいっていう それだけ」
ってフレーズがある。
そのフレーズを歌った時、何かが胸に込み上げて来た。
音程が悪いとか、リズム感が悪いとか、自分の欠点を少しでもよくするために必死になってたけど、その向こうにあるものはそれなんだよね。
それだけなんだ。
上手く言えないけど、何か胸がギュッとなった。
そして、音楽は純粋なものじゃないといけないって改めて思った。
俺にとって、“音楽”はやっぱりそう言うものじゃなきゃいけないなって。
金持ちになるためのものでもなく、有名になるためのものでもなければ、格好つけるためのものでもない。
きっとどこかもっと“純粋”なものだ。
そして、それでどこかで、汚れて行く自分とのバランスを取ってるような、そんな気がした。
嘘のない、心のある歌を歌って行きたいな。
それでは。